2013年09月19日

構想は、あった。

寿[kotobuki]が寿町フリーコンサートに出演した映像だけを集めた作品をつくるという構想は、実はけっこう前からありました。
1998年、ハレルヤ

昨日、書きましたが、
http://kisekinouta.seesaa.net/article/375153664.html
寿町フリーコンサートの全体を網羅した映像作品をつくろうとして挫折した時に、「寿[kotobuki]の出演シーンだけでつくれば、おそらく誰も反対しないだろうし、きっとできるな」と思いつきました。
なので、2006年頃には、その発想はあったはずです。

ただ、「楽にできそうだから」などという程度の動機でつくると、あまり良い作品にはならなかったでしょうし、僕自身も当時はそれほどの意欲は湧いていませんでした。その頃に中途半端な気持ちでつくらなくて良かっと思います。

年月を経て、毎年のように寿[kotobuki]が寿町フリーコンサートに出演するのを撮り続けているうちに、これらの映像をまとめた作品をつくりたいと、あらためて思うようになりました。
 
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2013年09月18日

挫折

『奇跡の詩』をつくるよりも前に、寿町フリーコンサートを歴史的にも出演者的にも網羅した映像作品をつくろうと思って、挫折したことがあります。

コンサート実行委員会に「ドキュメンタリーをつくりたい」と宣言して、2002年には自分はコンサートそのものはほとんど撮らずに、舞台裏や楽屋、出演ミュージシャンやお客さんのインタビューを撮りました。
2002年、寿[kotobuki]ナビィへのインタビュー
(画像は幻に終わった作品のために撮影した2002年の寿[kotobuki] ナビィへのインタビュー)

その作品は仮編集が途中の段階まで進んでいましたが、いろいろな理由で完成させずに断念しました。あらためて調べてみたら、2006年の頭ぐらいまでは、なんとかしてつくるつもりでいたようです。

いまから考えると、中途半端な形で完成させて発売しなくて良かったと思います。あの時、挫折したのは残念でしたが、それがバネになって『奇跡の詩』ができました。かつて完成させられなかった分、「今度は納得できる形で完成させて、なにがなんでも発売するんだ」というパワーになったと思います。

そしてDVDを完成し発売しても、まだこの作品へのエネルギーが残っていて、ブログに書き続けているわけです(笑)。

人間、挫折しても、いつかは形を変えて役に立つものですね。
 
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2013年09月11日

いまだから書きますが……

少し思い切ったことを書きます。
実は、僕は寿[kotobuki]はそんなに好きじゃあなかったんです(笑)。

寿町フリーコンサートにかかわりはじめた1998年頃は、シーサーズというバンドを手伝っていて、なんとかシーサーズを寿町フリーコンサートに出演させたいと思ってました。

ところが、シーサーズも寿[kotobuki]も女声ボーカルで沖縄の音楽をやるバンドということもあって、寿町フリーコンサートには寿[kotobuki]が毎年出演しているのでシーサーズが出演するのはなかなか難しい。
しかも、寿[kotobuki]のほうが音楽的にはわかりやすくてお客さんを盛り上げるのがうまい。そこが僕には気に入らなかった(笑)。
僕は、オルタナティブなものやネガティブなエネルギーを感じるものが好きだったので、寿[kotobuki]の大衆性やポジティブさに、それが優れているとわかっていてもちょっと拒否感を持っていた。

数年間にわたり僕がゴリ押しを続けて、シーサーズは2000年に一度だけ寿町フリーコンサートに出演した。(その時の映像は後年『ウタノゲンバ』というDVDに収録することができた。)

その後、毎年のように寿町フリーコンサートを撮り続けているうちに、寿[kotobuki]のポジティブさは、その裏側につらい想いや、怒りや、さまざまな感情を秘めているのがわかるようになってきた。そして、寿[kotobuki]の二人が本気で寿町の人たちと楽しみたいと思い続けて出演しているということがわかった。
寿[kotobuki]のDVDをつくりたいと思った。

2012年6月に最初のミーティングをした時にそんな話もして、2013年にはDVDを発売しようと決めました。
 
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2013年09月07日

最初のミーティング

2011年のブラスセクションを加えた大人数での寿町フリーコンサートへの出演シーンを撮影し、2012年の映像も撮影して集大成のDVDをつくろうという話がまとまり、そろそろDVD制作を具体化するための話をしようということになりました。

寿[kotobuki]の二人(ナビィ&ナーグシクヨシミツ)と僕と、寿[kotobuki]の活動を手伝っている小林直樹君の4人で、2012年6月4日、中野にある「あしびなー」という店で初のミーティングをしました。

まだ、『奇跡の詩』というタイトルに決まる前で、「どんなDVDをつくろうか」という段階の話です。

僕自身は寿[kotobuki]の二人とは、寿町フリーコンサートや他のさまざまな場で会って話したことはありましたが、じっくりと話をしたのは、この日が初めてでした。
あらためて腹を割って話して、2013年の寿町フリーコンサートの会場でDVDを発売開始できるように取り組もうと一致団結しました。

それから1年以上かけて、DVD『奇跡の詩』がつくられていきます。

2013冬のお楽しみコンサート後
(写真は2013年1月、寿町生活館で行われた「冬のお楽しみコンサート」後のもの)
 
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2013年08月28日

『奇跡の詩』の音声は、ここで完成した!

『奇跡の詩』の「制作ノート」として、DVDできあがるまでの過程を書きつらねていますが、今回は時系列を無視して、いきなり完成直前にぶっ飛び、完成間際に整音したスタジオを紹介します。

『奇跡の詩』整音スタジオ「トライポッド」
ここが整音したスタジオ「トライポッド」。左から、石井さん、ヨシミツさん、ミキサーの永田君。

ここは、僕が日頃から仕事をお願いしているスタジオで、前作『ウタノゲンバ/シーサーズ』の整音もここで行いました。

『奇跡の詩』は18年間に渡る映像を集大成したもので、各年によって音質にかなり差があります。
2011年と2012年は、上記の写真にも写っている、ことぶき学童保育の石井純一さんが録音をしてくれていたので、かなり音質がいいです。
それ以外の年は、テレビ局が撮影した1995年をのぞけば、ビデオカメラに付いているマイク、またはビデオカメラに外部マイクを取り付けて録った音だけが音源です。そして、各年によってかなり音質にバラつきがありました。

それらの音を加工して、ボーカルを聞き取りやすくしたり、ステレオ感を調整したりの作業を、ほぼ一日かがりで行いました。
結果としては、元の音源に比べると驚くぐらい音質が良くなりました。

これで音声トラックが完成。通常はこの時点で映像もできあがっているはずなのですが、僕の編集作業が遅くて、まだ仮の部分もあり、この後、一週間ぐらいは映像の編集を毎日ちょこちょこ直して完成させました。
 
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2013年08月21日

『奇跡の詩』、2012年は4カメ体制

小林アツシ(あつこば)です。

2011年に、それまでの映像をまとめてDVDにしようと思った時に、寿[kotobuki]から「もう1年、2012年の演奏も撮ってからDVDにしてほしい」と言われたと書きました。( http://kisekinouta.seesaa.net/article/370851441.html

寿[kotobuki]が「もう1年やってから」と言うんであれば、映像をつくる側としても次の1年はいままで以上に気合を入れてDVD化を前提にした撮影をしようと思いました。

通常、ライヴDVDはカメラを何台も使って撮影します。そのほうがさまざまな角度から撮ったり、各パートの映像を撮って編集でテンポをつくったりできるわけです。
寿町フリーコンサートの場合は、通常は僕と土屋トカチ君の2台体制で撮っています。そもそもフリーコンサートでスポンサーもいませんからお金をかけられないというのと、最低限の2台でも成り立つような撮り方にして、例年その体制を続けていました。

2012年はいつもの年とは違う感じにしたいので4カメ(カメラ4台)体制で撮りたいと思いました。とはいってもカメラマンを雇うお金はありません。そこで、無理を言って土屋トカチ君の仲間の映画監督に撮ってもらうことにしました。

土屋トカチさん(『フツーの仕事がしたい』)
中村高寛さん(『ヨコハマメリー』)
飯田基晴さん(『犬と猫と人間と』『あしがらさん』)

いずれもドキュメンタリーの映画監督で、寄せ場や横浜にも縁があるある人たちです。

撮影数日前に4人で会って、どうやって撮るか話し合いましたが、それぞれ映画監督で音楽も好きなのでいろいろと意見が出ました。結局、私のあまりのわがままさに他の3人があきれ果てつつも協力してくれて、客席側に2台、ステージに2台という体制になりました。

2012年、寿[kotobuki]のステージ『奇跡の詩』
ステージを観ている人にとっては、ミュージシャンじゃないのが2人、ステージをウロウロしていて邪魔だったと思います。すみません。いい映像を撮ろうと思ったらこうなりました。

おかげさまで、DVD『奇跡の詩』の最初に収録した2012年の2曲は、ふつうのライヴDVDのような映像(笑)になっています。特にDVDのタイトルにもなった曲「奇跡の詩」は演奏も圧巻で凄いです!

他の年は2台で撮っていることが多いのですが、その場合も、寿町フリーコンサートという場を考えつつコンセプトを持った撮影をしています。そのへんはまた機会があったら書きますね。
 
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2013年08月03日

ライナーノーツ、できあがりました!

あつこばでやんす。
本日、DVDに封入するライナーノーツの印刷が完了して届きました!

DVD用トールケースのサイズにぴったりと合わせて、中とじで全20ページに及ぶ膨大な内容の超豪華(大げさ!)解説書です〜。
ライナーノーツ

内容は、1曲1曲だけじゃなくMCひとつひとつにまで番号を降って、どこでも好きなところから観られるようにした超マニアックなチャプターリストに加え、寿[kotobuki]のメンバーはもちろん、寿町関係者、DVD関係者の熱い想いがこもった文章(各年別の解説まである!)、楽曲を文字でも楽しめて「あれってこんな歌詞だったんだ〜」と発見できる全歌詞、みなさんありがとうスタッフリスト、さらには寿[kotobuki]とナーグシクヨシミツ・ソロの全作品を網羅した、ほぼ完全ディスコグラフィと、盛りだくさん!

映像が完成して、ひと仕事おわったと思ったら、この版下をデザインしなくちゃならなくて、デジタル時代になり自分でなんでもできるようになったのはいいけど、いつまでたっても仕事が終わらねぇぇぇ、という状態でしたが、ようやく印刷・製本が完成して、なかなかの達成感です〜。
 
posted by あつこば at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 制作ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月01日

DVD『奇跡の詩』制作のはじまり

小林アツシ(あつこば)です。
DVD『奇跡の詩』をつくってきた過程を、時系列に沿ったり後戻りしたりしながら、書き連ねていこうと思います。

実は、寿[kotobuki]が寿町フリーコンサートに出演したシーンだけを集めたDVDをつくるといいんじゃないかな〜という構想は、かなり前からありました。
まあ、そのヘンのことは置いておいて、実際に具体化した経緯を書くと……。

寿[kotobuki]は夏のフリーコンサートだけではなく、毎年、年初に「寿生活館」で行っている、街の人たちに向けての無料コンサートにも出演しています。
その時に、私が寿[kotobuki]の二人に今回のDVDの構想を話したのは、たしか2011年の年初だったと思います。寿[kotobuki]の二人も、その前から「そんなのがあるといいな」と思っていたようでした。

具体化したのは、2011年夏の寿町フリーコンサートが終わった後です。その時の演奏が非常に盛り上がり、好感触をつかんだ私は、「今年(2011年)、いい映像が撮れたので、これまでの映像と合わせて、来年(2012年)までにつくろうか?」という話を持ちかけました。

2011年「もう愛しかない」
(これが大盛り上がりだった2011年の画像)

寿[kotobuki]の回答は、「もう1年、2102年の寿町フリーコンサートを撮って、それを含めたDVDにしてほしい」というものでした。
「もう1年やらせてくれ」という話に、寿町フリーコンサートのDVD化にかける寿[kotobuki]の意気込みを感じました。
そして2013年の今年、ついに完成し、今年のフリーコンサートの会場で、販売が始まります!
 
posted by あつこば at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 制作ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする